センター長挨拶

国際交流センター長 神人正寿

 博狗体育平台_博狗体育在线-集团网站6年4月1日付けで国際交流センター長を拝命いたしました外科学第2講座 川井 学でございます。当センターは、本学の教育および研究の面において、グローバルな視野を持つ医療人の育成を目的として、平成18年に設置されました。歴代学長?歴代センター長の御尽力により、これまで着実に国際交流の実績を積んでまいり、国際交流協定校は中国 山東大学、タイ王国 コンケン大学、チェコ共和国 チャールズ大学、アメリカ合衆国ハワイ大学など、その数は、年々増えている状況です。このような、本学の国際交流推進に魅力を感じて他県から受験する受験生も多くなっています。

  学生の海外派遣は、基礎医学研究、臨床実習、救急コンペティション、小児糖尿病児の交流支援、語学とヘルスケア研修、学生交流、フィールドスタディ等の事業を実施しています。国際交流を通じて、学生の段階からグローバルな視点を持ち、海外の大学の実態を肌で感じ、海外の学生との交流や異文化経験から、世界という枠の中で日本の医学部?医療の長所?課題を考えるきっかけになってほしいと願っています。学生には、帰国後、報告会で留学を振り返るとともに、その貴重な体験を後輩たちへフィードバックしてもらっています。学生が、今後の人生で留学体験を生かし、 更に勉学に励み、すばらしい医療人となることを期待しています。

  学生の海外派遣だけではなく、海外の医学部?看護学部?薬学部の学生?大学院生の受け入れは、国際交流協定校のみならず、協定校以外の大学の学生?大学院生も積極的に受け入れ、留学生が本学で有意義に過ごすためのサポートを行っています。特に、昭和61年度から本学と学術交流協定を締結している山東大学とは、平成17年から、途中コロナ禍で中断された時期もありましたが、隔年で学生の派遣と受け入れを行っています。今後、ますます、国際交流を推進していきます。

  教職員の国際交流については、各教室主導で行われ、国際交流センターがサポートしています。先述の山東大学とは、国際交流センターが主体となって、隔年で教員の派遣と受け入れを繰り返し、学術交流の講演会を行い、国際交流を深めています。また、平成28年度からは国際交流センターが中心となり、グローバルな視野を持つ次世代の医師を育成するために、初期臨床研修医の海外短期留学の事業を行っております。世界の医療を自分の目で確かめ、世界レベルの医療現場を経験することで、そこから自分は何をすべきかを学んでもらい、医師としてのprofessionalismを深めてくれればと考えております。

  和歌山県立医科大学では、社会の変革に即した新たな形で海外の大学等との国際交流を益々発展させていきます。そして、本学における世界最高水準の教育?研究?医療態勢の実現に貢献するとともに、開発途上国の医療活動支援による、そのレベル向上にも尽力します。今後とも国際交流センターへの力強い御支援?御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

国際交流センター長 川井 学

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